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1.62017
2017年年頭所感
みなさま
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2017年について
2017年は酉年でございます。
本来、十二支の酉というものは、ニワトリなどの鳥とは関係が無く、覚えやすいように鳥をイメージさせているとのことです。
しかし、日本語というものは、その音感を大事にしておりまして、
私もそれに習い、「飛び立つ」、「縁を”とり”もつ」think forとして、本年も邁進していく所存にございます。
さて、2017年の大発会、1月4日の株価終値は、1万9594円16銭となり、1年と1カ月ぶりの高値となりました。日本経済に対する期待感とともに、それを牽引するアメリカ経済の力強さが感じられます。トランプ政権が1月20日に誕生しますが、2017年の世界はまさにここからスタートしていくのではないでしょうか。
また、日本国内の大学生たちの就職シーンに目を向けますと、2017年卒の学生たちの内定率の推移は、15年卒と同程度とのことですので、最終的には9割程度の学生たちが、新卒として社会に出ていくことになると予想されます。しかしながら、入社後のことをみると、ここ30年の大卒の3年以内の離職率が3割近くのまま推移しており、本年も、何かしらの仕組みの変化がない限り、変わらぬままなのではないかと危惧しております。
インターンシップがより盛況に
就職活動のシーンでは、就労体験としてのインターンシップがより活性化してくると思われます。私たちは、就職について大学生たちと話をするのですが、「インターンシップに行っていない企業へ就活しない(3年生女子)」と言い切る学生もいました。今日では、1Dayインターンシップ、企画型インターンシップ、長期インターンシップなど、様々な形態のインターンシップがあり、企業の形態、募集したい学生層に合わせて、選択されるようになりました。
また、前述の女子学生のように、学生たちだけでなく、企業にとっても、インターンシップには、就職活動の前哨戦のような意味合いも含まれています。しかし、私の考えるインターンシップは、内定を得るスポットのことだけを考えるのではなく、学生と企業のお互いが相手のことを良く知り、納得した形で次のステップに進み、長期に渡るWin – Winの関係になれるようなインターンシップを提供していきたいと考えています。私は、この「納得した就職」というのが、前項の離職率に関わるキーになっていると考えています。
私たちがお会いする企業の方の中には、インターンシップの重要性を理解しながらも、実施する受け皿が社内にないんだよ。というお声もありますので、私たちはマッチングだけでなく、そういった中規模、小規模企業様の社内負担が少なくなるようなインターンシップの実施サポートも旧年に引き続き、実施してまいります。
外に発信する力が重要になる
今日では、ITを誰もが当たり前のように活用するようになり、スマートフォンのような情報端末を誰もが持っています。
このことは、次のことを示しています。だれもが、何かしらの情報の切れ端を得たとき、すぐその場で調べることが出来るということです。この行動を素早く乗るためには、常日頃から自分たちの「世間」を意識し、自社の情報を世の中に発信している必要があります。
今、大学生たちの半数近くが「やりがい」や「社会貢献」ができる企業であれば、企業規模にこだわらず就職したいと考えているというデータもあります。しかしながら、実際の行動を見てみると、大企業に集まっていく傾向があるように思われます。もちろん、どこに就職するかというのは、彼らの自由ですから、大きな企業に就職できるということは素晴らしいことです。しかし、このギャップの原因の一つに、単純に他の企業を「知らない」ということがあるように感じられます。日本国内では、中小企業の方が圧倒的に多く、その中には、独自技術で成り立っている企業、素晴らしい経営理念を実践している企業、そういった力強い素晴らしい企業が数多くあるでしょう。しかし、その中に大学生たちに知られている企業はどれだけあるでしょうか。
誰でもすぐ検索して調べることができる今、たまたま何かのきっかけで検索されたとき、それに応えることができるように、コンテンツの準備をおこなうことが大切になるでしょう。自社製品の紹介だけでなく、開発のとき常に考えていたマインドや、自社が大切にしていること、自分たちにとって何気なく当たり前のことが、学生たちにとってかけがえのないものになっていくことがあるでしょう。
後述いたしますが、think forは、その外に発信するコンテンツの重要性(コンテンツマーケティング)に気付き、ご提案できる体制を整えております。インターンシップマッチング以外のところでも、ご一緒できることがあるかと存じます。まずは、お声がけいただけますと幸いです。
2016年を振り返って
さて、2016年は、think forの創業の年でございました。
起業のイロハも知らぬまま、インターンシップマッチング事業者として、様々な方のご恩を頂戴しつつ、think forとして半年間続けることができました。
起業してから、一年以内に解散してしまう企業が40%程度はあるという話ですが、今のところは第一期目の決算に向かうことができそうでございます。
おもしろいをみつける
旧年のインターンシップマッチング以外の事業としまして、本ブログでもたびたびご紹介しており、大変ご好評を頂戴しております、
大学生同士の交流を目的に実施している学生交流会「acti部」の開催や、社会と企業を繋ぐ企業広報の役割を担うチームとして、学生による広報集団「THISIS」を立ち上げました。私たちは、学生たちにはやりたいことを行動してほしいと願い、「おもしろいをみつける」をキャッチコピーとしています。
これは、単に「楽しい」という意味だけでなく、インターンシップを通じて、様々な企業を体験し、それら企業の興味深くおもしろいところをみつけて欲しいという想い、社会に向けて提案した自分の企画や文章、頑張りが受け入れられるおもしろさを感じてほしいという想いを込めています。
ご挨拶:これからのthink for
think forは、インターンシップマッチングを通じて学生たちの「納得した就職」をサポートしたいと考えています。
さらに、「外に発信する力」として学生広報集団「THISIS」を立ち上げました。
これらは、一つのシナジーとなって、学生たちの手助けになり、同時に、各企業様の持続性に貢献していけるような事業であると確信しております。
2017年もみなさまのご期待に応えられるよう、think for一同誠心誠意努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
2017年1月6日
代表社員 坂口 昭平