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11.92016
【読書のススメ!】羽月莉音の帝国
お久しぶりです、think forでインターンをしている林です。
最近思うのですが、
名古屋駅の噴水の中心部で日向ぼっこをしている鳩はとてもかわいいと思います(笑)!
この前は可愛すぎて写真を撮ってしまいました笑
鳩のように何も気にせず平和な世界を生きたい・・・・・・。
さて、鳩たちはそんな平和な毎日を過ごしていますが、
今回僕が紹介する本の主人公たちは平和とかいう領域から程遠い活躍をしているので、ぜひ紹介させてください。
『羽月莉音の帝国』です。これは大雑把には高校生五人が色々やらかして世界の金融システムを再構築する、みたいな話です。
彼らの活動は借金300万円を背負って部室にパソコンなどを揃えるところから始まります。
普通の人なら借金300万円でも途方もない額で挑戦する気にはとてもならないでしょうが、そこは完全なる若気の至り。挑戦しちゃいます。
そしてそこから話は確実にスケールアップを遂げていきます。
日本第一位の企業を買収してしまったり。
そうかと思えば不良債権まみれの銀行の運営を開始してみたり。
その銀行で打ち出した新しい金融商品がきっかけで中国全土に先ほど買収した服飾系企業が一瞬で展開されたり。
そんな中、中国内の政治闘争に巻き込まれて、
中国内の反日感情の高まりを受けて日系企業だった服飾企業が叩かれ、
一気に借金の海につきとされそうになったり。
それを何とか潜り抜けたと思ったら次はロシアとの通貨戦争。
通貨戦争が終われば息つく間もなく会社の経営破たんの危機を敏腕記者に探り当てられまたもピンチ到来。
その記者を何とか退けたと思えば、
革新的な各国横断型新証券市場を設立し、
そこでの巧みなインサイダー取引により金の湧く泉を手に入れたり。
湧く金を突っ込んで金と銀やらこの世に存在する価値あるものをとにかく買い込んで。
買い込んだと思ったら、新証券市場を意図的に機能不全に陥らせ、全世界を大不況の渦中に叩き落としたり。
そして最後は世界経済を破たんさせた「人類の悪」として世界との戦争を行って。
彼らの新しい世界の金融システムを作るという夢は一人の有能な政治家に託されて。
果てしないスケール。ただそうとしか言いようがない。
そういうものが好きな方、とにかくわくわくしたい方、マジ全力でお勧めです。