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【読書のススメ!】良い戦略、悪い戦略

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学生のうちに読んでおきたい本を紹介する、「読書のススメ!」企画です!

第三回もインターンシップ生の竹本が綴ります。今回は「良い戦略、悪い戦略」(著:リチャード・P・ルメルト、訳:村井章子)です。

どんな本?

著者はエコノミスト誌に「マネジメント・コンセプトと企業プラクティスに対して最も影響力ある25人」に選ばれるほどの戦略論と経営理論の世界的権威です。著者は企業(自治体やNPOなどの利益を追求しない組織を含む)の事業の成功の裏には、必ず良い戦略があると説きます。多くの組織で「戦略」と称している代物の化けの皮を剥ぐ名著です。

誰向けの本?

AIやコンピューティングが発達しつつある現在、将来的に多くの仕事がなくなると言われています。その中でも、恐らくなくなることがないのは経営に関することでしょう。サラリーマンを目指す人にも公務員を目指す人にも、はたまた企業家になりたい人にも経営者としての視点は必要でしょう。万人にオススメできる本どころか読んでおきたい本です。

戦略とは何か

戦略とは「こうなったらいいなあ」という漠然とした期待を表現するものではなく、難局に直面するなど具体的な課題を前にして行動を指し示すものでなければなりません。

良い戦略は必ずと言っていいほど単純明快なものです。パワーポイントでの延々と説明することやマトリクスやチャートは無用です。戦略とはこちらの打つ手の効果が一気に高まるようなポイントを見極め、そこに狙いを絞り、手持ちのリソースと行動を集中することです。

そして、戦略を立てるのに安直な近道は存在せず、王道を行くしかありません。

読了のまとめに

「戦略策定の要諦はカーネル(診断、基本方針、行動)にある」とする著者の戦略論は簡潔で普遍性があり、とても共感できました。

個人でも戦略を立てることは非常な重要事であると考えております。戦略を立てるときは冷静さを崩さず、現実を直視して立てたいと思います。

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