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【読書のススメ!】ビジネス日本語の話し方

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学生のうちに読んでおきたい本を紹介する、「読書のススメ!」企画を「らいふはっく」の中に作りました。記事がある程度たまったら、独立コーナーとして下剋上したいSakaguchiです。

 

第一回目の今日は、「きちんとしている」と言われる「話し方」の教科書(著:矢野 香、プレジデント社出版)です。

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誰向けの本?

いきなり大学生向けじゃないじゃん!新入社員向けじゃん(三河的方言)!という突っ込みを受けそうですが、大学生のうちから社会に出て、企業とやり とりしている学生は相当います。しかし、言葉遣いがしっかりしていないせいで、企業の人たちから、「所詮大学生のやることだからね」と不要なレッテルを貼 られかねません。企業の人たちは、あなたの持ってくる素晴らしいアイディアを初めから理解していることはなく、一番初めは、あなたの人柄を見ています。ビ ジネスに通用する日本語を見せて、一発「おっ!」と思わせてやりましょう。

つまり、新入社員向けの本の様子を見せながら、実は、大学生にもマッチングする本なのです。※ 本書の中では、若手と呼ばれる3年ぐらいまでに読んでほしいとしています。

 

「話し方」のマインドの醸成

この本は、矢野氏の実体験を元に、「話し方」へ大胆な切り込み方を見せています。よくある話し方本のような小手先の技術ではなく、成果につながる「話し 方」のマインドを醸成していきます。TPOを意識しない小手先技術は、かえって成果を逃してしまいます。マナー本に書いてあることをそのままやってしまう と、慇懃無礼であったり、もたついてる印象を与えたりしてしまいます。大切なのは、目的を達成して、成果につなげることです。マナー本を実践できることを 相手に見せることが、あなたの目的じゃないでしょう?

 

すごい社会人は、初めからすごい?

そんなこと言われても、初めからできるわけないじゃん!と言われそうですが、初めからスペシャルな人間はいません。だからこそ、学生のうちから意識して実践してみてほしいのです。

あなたがすごいと思う人は、きっと(意識しないまでも)努力しています。「やってみて、うまくいかなくて、どこで失敗したかを考えて、もういっかい やってみる」を、自然にやっている人が、少しずつスペシャルに育っていくものです。この本をきっかけに、まずは、マネして、本と自分の社会とのずれを感じ て、自分の環境に合わせて修正してみれば、だんだんと、すごい若手に成長していけるのではないでしょうか。

 

振る舞いへの期待

内容は是非読んで頂きたいので、置いといて。

さて、あなたに周りの人は、何を期待しているのでしょうか。ここを考えるのが、仕事をするキモです。あなたが、大学生のままでよければ、大学生らし い振る舞いで十分です。社会人としてのパートナーを期待しているのであれば、その振る舞いを期待しています。きちんとしている振る舞いは、相手に信頼感を 与え、あなたの提案に耳を傾けてくれるようになるでしょう。ビジネスの始まりは、期待に応えること(応えてくれそうと思わせること)です。

 

読了のまとめに替えて

私は、プレゼンが苦手なので、きちんとした「話し方」を学ぶつもりで表紙買いしたのですが、内容は、社会人1年目の人に即戦力になってほしい意図の 本でした。でも、この本は出合って良かった一冊です。いまでも、デスクの横に置いてあって、いつでも読み直せるようにしています。

社会に出て、仕事をして、だんだん要領がよくなってきて、きちんとしない「話し方」に流れていっている自分がいます。この本を読むことで、だらけて しまった自分を見直して、「今何が求められていて、何を成果とするのか」を考えて行動できる社会人であるように心がけようと思っています (なれてないからこそ、心がけよう!と思っています)。

 

「きちんとしている」と言われる「話し方」の教科書

 

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