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【読書のススメ!】PLANETS vol.8

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みなさんこんにちは、think forでインターンシップをしている林です。

最近は名古屋も暑くなってきて、38.0度越えの日もありました。僕としてはここまで来たら多治見を抜いてほしいと思っています(笑)
今回は「読書のススメ!」第六回目を書かせていただきました。今回紹介する本は『PLANETS』という雑誌の八巻です。

どんな本?

この雑誌は様々なことをテーマに若手の論客たちがディスカッションをしていき、そのディスカッションを文字に起こして出版しています。

この巻で扱われている内容は、例えばゲーミフィケーションという現実世界にゲームのような遊びを導入していくことで世界がどう変わっていくかについて書いていたり(ゲーミフィケーションについては最近ではポケモンGOが散歩をゲーム化していて近しいものがあるかもしれません。もう飽きられてしまっている感が濃厚ですが(笑))。今までのメールなどのコミュニケーションのあり方の延長としてLINEを分析したり。
様々なことを書いているのですが、この本の白眉は「僕たちは『夜の世界』を生きている」をテーマに、『夜の世界』が『昼の世界』の中で存在感を示していくためにはどうすればいいか? について話し合っている所だと思います。
ここで『夜の世界』と『昼の世界』について書いていく必要があります。
『夜の世界』とはニコニコ動画や2ちゃんねる、あるいはAKB48など、匿名の人たちが創り上げているような世界、というイメージでしょうか。

一方『昼の世界』とは、その夜の世界に含まれないフィールド、つまり多くの人が日常的な社会活動を営んでいるすべての場所に当たります。

今、夜の世界では非常に面白いムーブメントが生じている、という所からディスカッションは始まります。
ニコニコ動画では名もなき動画投稿者が非常に面白い動画を作ったり、AKB48ではアイドルの露出を増やし、ファンの方からアイドル一人一人のキャラ付けを行ったり、夜の世界では匿名の誰かが優良なコンテンツを生成していて、とても面白い状況になっています。
その流れが政治や企業活動に代表される、多くの人が関わり社会に影響を与えることのできる領域に対してどのように働きかければ、両者の良い部分をミックスした新しい流れが生まれるのか?
そのような未来に対して色々な示唆があるとても興味深い本です。

まとめ

若手論客達による鋭い観点からの洞察を見てみたい方や、この社会について正体の分からない閉塞感を感じている人にぜひ読んで欲しいです!

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